インプラントとは
インプラントとは、人工の材料や部品を体に入れることの総称です。歯科では、歯を失ったあごの骨(顎骨)に体になじみやすい材料(生体材料)で作られた歯根の一部あるいは全部を埋め込み、それを土台にセラミックなどで作った人工歯を取り付けたものです。
基本的には顎骨の中に埋め込まれるフィクスチャー(人工歯根)、インプラント体の上に取り付けられるアバットメント(連結部分)歯の部分に相当する上部構造(人工歯)の3つから構成されます。
フィクスチャーの材質はチタンまたはチタン合金です。アバットメントの材質はチタン、チタン合金、ジルコニアなど、上部構造の材質はレジン(プラスチック)、セラミック(陶器)、セラミックとレジンを混ぜたハイブリッドセラミック、金合金などがあります。
インプラント治療の流れ
インプラント無料相談
まずは、インプラントの無料相談を受診して頂きます。口腔内の診察とレントゲンと歯科用CT撮影を行った上で、インプラント治療が可能かどうかを判断します。インプラント治療が可能な場合は治療計画を立案し、治療方法、治療に関するメリット・デメリットをお話しさせて頂き、現時点でのインプラント治療費用のお見積書を作製しお渡し致します。
術前クリーニング
インプラント手術を受けて頂く前に1週間程前に術前のクリーニングを受けて頂きます。また、この際に当日行う手術の流れをご説明致します。治療に関する疑問や不安など気になることがございましたらご遠慮なくおっしゃってください。
インプラント手術
術式には大きく二つに分けられます。手術を1回だけ行う1回法と、手術を2回行う2回法があります。
1回法
インプラント体を埋める部位の粘膜を切開して骨を露出させ、ドリルで穴を開けワンピースインプラントを埋め込みます。アバットメント(ヒーリングアバットメント)を付け、インプラント体(フィクスチャー)と骨が結合するまで上顎(上あご)では3~4カ月前後、下顎(下あご)では2~3カ月前後待ちます(治癒期間)。
2回法
1回法と同じようにしてインプラント体を埋め込んだ後、上部の穴にカバーを付けます。切開した粘膜を糸で縫い合わせて1回目の手術は終了です。インプラント体(フィクスチャー)と骨が結合するまで待ちます。2回目の手術はカバーの上の粘膜を切開して、カバーを除去後仮のアバットメント(ヒーリングアバットメント)を付けます。
骨の量が十分にあり硬い場合には1回法でも問題はありませんが、骨の量が少なく骨移植が必要だったり骨が軟らかい場合には2回法が行われます。
型どり
インプラント体(フィクスチャー)と骨が十分に結合しているのを確認後に、上部構造の型どりを行います。
上部構造の装着
完成した上部構造を装着します。セット後は、噛み合わせ等に問題がないかのチェックを行います。
メンテナンス
上部構造を装着後は、定期検診によるメンテナンスを行います。患者様の口腔内やインプラントの状態によりメンテナンスの時期は異なります。(3〜6ヶ月/1回)
当院のインプラントの特徴
- 当院では、九州大学附属病院インプラントセンターで20年以上のインプラント治療実績をもつ鳥谷院長が治療の計画・手術に携わり治療を進めてまいります。
- 安心してインプラント治療を受けて頂けますように、インプラントの保証制度と設けております。※定期的にメンテナンスを受けて頂く等の条件がございます
- インフォームド・コンセント(説明と同意)を重視し、患者様に十分な説明を行いご理解頂くことに務めております。
- より質の高い治療を実現する為、各種検査、歯科用CT等のデータもとに、正確なシュミレーションを行うことで、制度の高い安心・安全な治療を実施致します。
- インプラントオペ用の手術室(個室)を完備し、患者様にとって万全の状態で手術を受けていただける環境をご用意いたしております。
- 当院では、スイスの「ストローマン」と日本の「GC」の2社のインプラントを使用しております。
- 上部構造は、インプラント専門の技工士が審美性と機能性を十分に考慮し作製致します。
- 大学病院や各研究機関などの提携医療機関の専門医と連携をとり、様々な症例に対応出来るよう環境を整えております。